No.93 ペット保険

2020年7月2日

近年、犬カフェや猫カフェ、うさぎカフェなどの動物と触れ合えるカフェが続々と誕生しており、老若男女を問わず多くの人々の心を癒しています。
すでにこれからのカフェに行ったことがある方も多いかもしれませんね。

現在日本では2万頭以上の犬・猫がペットとして飼育されており、動物は人間に癒し効果をもたらす存在だと考えられています。
アニマルセラピーという言葉があるように、ペットには触れ合う者の心を癒す力があります。そのため大好きな動物に触ったり、一緒に過ごしたりすることで、心と体を健やかにすることが可能です。


犬や猫は、時折飼い主をじっと見つめることがありますよね。その愛らしい目や、飼い主にすり寄ってくるしぐさを見ていると、「信頼されている」と感じますよね。まさにこのような感覚が、心に癒しをもたらすそうです。
また、ペットと触れ合っているとき、人間の脳内には「オキシトシン」という物質が分泌されています。愛情ホルモンや幸福ホルモンと呼ばれることの多いオキシトシンは、脳の疲労感を軽減させて、精神を安定させる効果があるそうです。
ちなみに猫がごろごろと鳴らす音、なんと人間のストレスを軽減して免疫力を上げる効果があるそうですよ!


癒し効果もある家族のような存在のペットですが、生き物である以上病気やケガが心配ですよね。
犬・猫に関してですが、1年間にかかる診療費は年間3~6万円がもっとも多く、10万円を超える診療費がかかった飼い主もいます。
手術、入院となると、もっと高額な医療費になることは言うまでもありません。人間のように健康保険制度があるわけではありませんので、高額な医療費は家計への負担は想像できます。


この医療費の負担を少しでも軽くするためにあるのが、「ペット保険」です。日本ではまだまだ加入率は低く3%程度ですが、スウェーデンは約50%と世界一の加入率になっています。
スウェーデンのペット保険の歴史は古く、100年前から存在しており、スウェーデンの保険会社が世界初のペット保険を作ったそうです。しかも最初は牛と馬の保険会社としての設立だったとのこと。その後は犬や羊が保険対象になっていったそうです。


日本でのペット保険ですが、対象となるペットは主に「犬と猫」です。保険会社によっては小動物や爬虫類も対象にしているところもあります。補償内容もまちまちですので、興味のある方は是非ホームページ等で確認してみてください。