No.8 地震保険について

2013年5月16日

(1)地震保険の基礎知識

「地震保険」は一般的に、火災保険にセットして加入するため、地震保険だけで加入することはできません。

地震保険の保険金額は、主契約の火災保険の30%~50%の範囲で設定し、「建物」については5,000万円、「家財」については1,000万円が限度となります。(ただし、保険会社によりこの限りではありません。)


(2)地震保険の保険料はどれぐらい?

地震保険は「損害保険料率算出機構」が保険料を算出し、金融庁が認可した地震保険料率をそのまま適用する仕組みとなっています。

そのため基本的に保険会社による保険料の違いはありません。


(3)地震保険は「家財」のほうがお得?

地震保険は、「建物」と「家財」別々に加入することになりますが、実は、地震保険は「家財」の方が支払われやすいと言われています。

その理由は、災害の認定要件にあります。
建物の場合、主要構造部に一定以上の損害がなければ、保険金が支払われないのに対し、、家財は例えばお皿1枚の損害から、査定時の認定基準表に点数を加算していくため、お支払いしやすくなる可能性が高くなります。

特に最近の耐震性を配慮した建物では構造部に損傷を受けるケースが少なく、逆に家財は比較的認定されやすいといえます。

結果として、建物としては「一部損」だけど、家財で「半損」認定を受けるといったケースが起こります。

様々なケースがあるので一概には言えませんが、地震保険は家財がお得ということが言えそうです。

 

地震保険は決して安い保険料ではありません。ただもしもの時の安心料として考えていただければ幸いです。

あれっ?と思いましたら、今一度ご加入の証券をご確認ください。