No.55 高額療養費について

2017年4月3日

みなさんは「高額療養費制度」についてご存知でしょうか?

 

「高額療養費制度」とは、
医療機関に1か月(暦月:該当月1日から月末日まで)単位に支払う自己負担額が一定限度額を超えると、超えた部分の払い戻しが受けられる公的医療保険(組合健保、協会けんぽ、国民健康保険など)の制度のことです。

例えば、国民健康保険にご加入の50代男性、年収600万円の方が4月1日~30日の間に100万円の医療費がかかる治療を行った場合、次の通りとなります。

本来の自己負担額は、〈医療費:¥1,000,000〉×病院窓口負担30%=¥300,000…(1)ですが、
高額療養費制度より、計算式「¥80,100+{(医療費-¥267,000)×1%}」を適用、

実際の自己負担額は、¥80,100+{(¥1,000,000-¥267,000)×1%}=¥87,430…(2)


となります。
また、高額療養費として還付される金額は、上記(1)-上記(2)より、
¥300,000―¥87,430=¥212,570となります。
(注:上記医療費には、差額ベッド代や保険適用外の治療は含みません)

制度適用にあたっては一度病院に(1)の本来の自己負担分を納付しなければなりませんが、治療・入院前に予め病院へ高額療養費制度の適用を申請しておけば、治療終了時に還付分を差し引いた(2)の実際の自己負担額のみの支払いで済みます。


この制度を利用するには、支給申請が必要となりますので、忘れずに申請をすることが大切になってきます。
高額療養費制度は、年齢や年収によって1カ月当たりの自己負担額の上限基準が異なります。また差額ベッド代や先進医療等は高額療養費の対象になりませんので、ご注意ください。

 

医療費の負担は、皆様の生活に大きく影響するものでありますので、
医療費が大きくなりそうな場合は、高額療養費制度を活用したいものです。
ただ、この高額療養費制度…70歳以上の方を対象には平成29年8月に見直し・改定が行われる予定になっています。特に高所得高齢者への影響が大きくなるようです。


利用できる制度はしっかり利用し、不足する分は自助の努力で補う必要性が求められそうですね。

 

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