No.30 がんの治療法

2015年2月24日

73歳の父親が昨年11月に肺ガンの摘出手術をしました。
以前からガンを心配していた父は、定期的にPET検査を受けていましたが、そのPET検査で異常が出て、精密検査の結果、直径4cm弱のガンが見つかりました。

正式名称は扁平上皮ガン。たばこを吸っている人に多いガンだそうです。父親は何年も前に禁煙しておりましたが、とうとうガンが見つかってしまいました。

病気(ステージ)Iと比較的早期発見だということで、お医者さんからは手術による切除を勧められました。本人も一刻も早く切ってくれということで、とんとん拍子に手術日が決まりました。

息子である私としては、他の治療方法はないのかと思い、肺ガンにも有効な放射線治療(サイバーナイフ)など色々調べて教えてみるものの、父は「医者の言うことに間違いはない」とのことで、私の言うことに耳を傾けませんでした。

手術の説明にも同席しましたが、特に他の治療法を案内されることもなく、こんな簡単なものなのかなという感想です。

左肺の上半分を切除する手術は5時間に及び、集中治療室ではあまりの激痛に呻く父親。術後の経過が思わしくなく、予定より10日以上退院が延びてしまいましたが、なんとか無事退院しました。

退院後も、ちょっと動くとすぐ息切れしてしまい、手術前よりも明らかに生活の質は落ちてしまいました。このあと暫く抗がん剤治療が続くようです。

今になって、お前のいうことを聞いておけばよかったかな、なんてことを言っております。

最終的に治療方法を決めるのは患者本人ですが、ガンという病気は、脳卒中や心筋梗塞と違い、一刻を争う治療が必要な病気ではありません。
何が最善な治療なのかをじっくり考えてからでも全然遅くないんじゃないかと、今回の件で心底思いました。