いちごは世界各国で食べられていますが、生食での消費量は日本が世界一だとも言われています。
日本のいちごは品種も約300種と大変多く、世界全体の品種の半分以上が日本のものだという説もあるくらいです。
いちごは江戸時代にオランダ船によって持ち込まれました。当時はオランダイチゴと呼ばれていたそうです。
明治時代になり本格的ないちご栽培が始まりました。現在に続く品種改良の歴史の始まりです。
ところで、いちごは野菜なのか、果物なのか?どちらだと思いますか?
園芸学では、木の実(木本性)は果物、草の実(草本性)は野菜と分類します。いちごは草本性になるため、野菜にあたります。ただ、実際は果物と同じように食べられていることから「果実的野菜」とも呼ばれています。
また、いちごの表面にあるツブツブは種ではなく、ひとつひとつが果実になります。それぞれのツブツブの中に種が入っています。一粒のいちごに200個から300個の果実が集まっているそうですよ。
いちごは鮮度の低下とともに味が落ちていくので、美味しく味わうには早く食べ切るのが一番です!
すぐに消費できないという場合、鮮度を保ちつつ日持ちさせる保存方法としては…
・パックから出し、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へいれる
・水洗いした場合はカビが生える可能性があるので水分を取ってから冷蔵庫へ。
・2段重ねで詰められている場合は、ヘタを下向きにして1段に並べ替える
また食べ切れない時は、冷凍保存もおすすめです。
冷凍をする場合は、水洗いをしてしっかり水気をふき取り、ヘタを取ってラップでしっかりと包みます。
冷凍いちごは半解凍の状態で食べても美味しく、スムージーやジャムなどに使っても美味しくいただけます。
ビタミンCが豊富で、みかんやグレープフルーツの約2倍と言われています。
日本各地で品種改良が進み、ご当地ブランドとなるいちごも多く生み出されています。
各地で生産されるいちごを食べ比べるのもいいかもしれませんね(^^)