No.128 交通安全

2024年4月9日

新年度がスタートしました。
自分の体より大きいのでは?と思うくらいのランドセルを背負った小学校1年生、少し大きめの制服を身にまとった中学生など、フレッシュな姿をみると、微笑ましく感じてきます。温かい気持ちで応援したいものですね!

さて4月、5月は小学生の交通事故がとても多い時期になります。
歩行中の事故が最も多く、小学校1年生の歩行中事故のでの死者・重傷者数は、小学校6年生の約3.2倍(令和4年)となっています。学年が低いほど歩行中の事故が多く、学年が高くなると自転車乗用中の事故が多くなります。

ご存知の通り、小学校1年生になると行動範囲が広がり、こどもだけで行動することが増えます。
登下校を集団で行う場合でも、集合場所と自宅の往復はこどもだけで歩いたりと、いわば自分一人で歩く「一人歩きデビュー」の時期でもあります。

小学校1年生が安全に道路を歩けるようになるためには、家庭でも交通安全教育を行うことが重要です。特に「横断中」交通事故が多く起こっていることから、安全に道路を横断できるようにするために、しっかり教えることが大切になってきます。
具体的には、
・横断歩道橋、横断歩道や信号機が近くにあるときは、そこまで行って横断する
・横断する前に「必ず立ち止まる」「左右をよく見る」「車が止まっているのを確認する」
・横断歩道では「手をあげる」「運転者に顔を向けるなどして横断する意思を表示する」
・信号が青のときも、必ず左右を見て、車が止まっていることを確認してから横断する
・横断中も、左右を確認しながら歩く

また、こどもと大人では目の高さが大きく異なります。こどもと一緒に通学路など、よく通る道を歩き、こどもの視点から交差点や横断歩道、見通しの悪い場所など危険個所を確認して、安全な歩きかたを教えてください。

もちろん周囲の大人の配慮も必要です。路上でこどもを見かけたときは、こどもは自動車などに気付かないものと考えて、運転者側が速度を落としたり、こどもから間隔をあけたり、一時停止をしたりするなどの配慮をしましょう。

交通事故から大切な命を守るために、周囲の大人が思いやりの気持ちをもって、こどもたちの安全な歩行を見守りながら、こどもたちが楽しい学校生活を送れるようにサポートしていきましょう!