梅雨の生き物と言えば、何を思い浮かべますか?
カタツムリを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
最近、このカタツムリをすっかり見かけなくなりました。
子どもの頃は、よく見かけたりしてたのに…と思いますよね。
何だか懐かしい感じもします。
実はこのカタツムリ、絶滅のおそれがあるのです。
カタツムリのなかまは、亜種などのを含め、日本国内でおよそ1000種類います。
関西地方の話しになりますが、200種類ほど生息していますが、そのうち半数以上の116種類が絶滅のおそれがあるとされています。
カタツムリが減っている背景には、カタツムリが好む落ち葉がたくさんある場所や湿った土壌が減っていることがあると言われています。
宅地開発などにより、カタツムリが好む場所はだんだん失われ、建物や道路などに変わり、カタツムリが安心して住める場所が減ってきてしまったようです。
緑豊かな環境が増えればいいのでは?とも考えますが、カタツムリは湿った環境が必要な生き物です。乾いたアスファルの上では、体の水分が奪われるため、移動するのはとても危険な行動になります。
緑ある公園が増えたとしても、道路などで遮られていると、新たな公園に移り、「すみか」とすることは大変難しいのです。
今いる場所で一生懸命生きていく、それがカタツムリの生き方。
健気さを感じますね。
街なかですっかり見なくなったカタツムリですが、緑に囲まれた公園や神社では見かけることができます。
環境の変化に敏感なカタツムリですので、見かけても捕まえずに、見つけた場所で楽しむようにしてください!
ちなみに「でんでんむしむし かたつむり~♪」の歌のように「デンデンムシ」とも呼ばれています。年代別で呼び方が違い、若者ほど「デンデンムシ」とは呼ばないそうですよ。
梅雨時期の風物詩として、未来の子供たちの為にも残していかないといけないですね!!