No.126 辰年

2024年2月13日

今年の干支は「辰年」。

架空の動物である辰(竜)が干支に選ばれた理由は、古代中国では竜が実在すると信じられ、人々にとって身近な存在だったからです。そして、この竜の鳴き声は雷や嵐を呼び、天候など自然を支配する巨大な力を持つとされていました。
天候ををも支配する巨大な力から、辰年は時代を動かす「変革」や「激動」の年と呼ばれています。

実際に起きた過去の出来事を振り返ってみると、様々な世界にも影響を与える大きな出来事が起こっています。
具体的には…

1964年 アジアで初の「東京オリンピック」が日本で開催。またオリンピック開会直前には、世界初の高速鉄道として「東海道新幹線」も開業する。
1976年 戦後最大の汚職事件と言われる「ロッキード事件」が発生し、激震が走る。
1988年 「東京ドーム」「青函トンネル」「瀬戸大橋」など大型建造物が竣工。その一方多くの官僚や政治家が逮捕された「リクルート事件」により、平成以降の政治改革に大きな影響を与えることに。
2000年 「都営地下鉄大江戸線」が全線開通。日本の「BSデジタル放送」開始や50年以上改正が行われなかった「少年法」が、初めて改正される。
2012年 「東京スカイツリー」の開業や「iPS細胞」を発見した山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞するなど世界にも影響を与える大きな出来事がおこる。

また2024年は甲辰(きのえたつ)の年にあたります。甲は「甲乙丙丁~」の始まりであることから、物事の始まりととらえることができ、辰は発芽した植物がしっかりとした形になる。つまり、勢いと大きな力、成功ととらえることができます。この二つが合わさる甲辰は、新しいことを始めて成功する、今まで準備してきたことが形になるといった、縁起のよい年になると考えられています。

今年は「新紙幣」の発行も予定されています。
新たな成功を目指して、新しいことにチャレンジするのもいいかもしれませんね!