「ハインリッヒの法則」という言葉はご存知ですか?
ハインリッヒの法則は「1:29:300の法則」とも呼ばれています。
「1つの重大事故の背後には、29の軽微な事故と300の異常が隠されている」という考え方を表しています。
重大な事故というものは、軽微な事故を防いでいれば発生しないものであり、軽微な事故はヒヤリとするような事故を防いでいれば発生しないものであるという意味になります。
交通事故には必ず理由があります。
携帯を見てしまった、脇見運転をしてしまったなど、起こるべきして起こった事故だとわかります。
ヒヤリとすることが起き、何事もなかったと安心して忘れるのはなく、原因をしっかりと考え、危険を先回りできるよう対策を講じることが大切です。
交通事故の失敗は命取りになってしまいます。
統計から一生に一度は、交通事故を経験すると言われていますが、たとえ軽い事故でも、事故に遭わないことが一番です。
ここ最近の傾向として死亡事故は減ってきているようですが、死亡事故の6~7割以上が高齢者の方が関わっているという実態があります。高齢者の方の運転による事故が増加傾向にあるとのことです。
また自転車による事故も増えています。信号無視などの悪質な違反や、スマホを見ながら自転車に乗って歩行者と衝突する事故など、車と違って大きな事故につながらないという軽い認識から大きな事故につながるケースが増えています。
今年も4月6日から4月15日まで、春の交通安全週間になります。
事故を起こしてからでは遅いので、「~かもしれない」と常に最悪のケースを考えて運転するように心がけてください!!