森林浴はいまから40年以上前の1982年に、林野庁という国の役所のトップが提唱したのが始まりと言われています。その当時の新聞記事によると、景観にも優れた全国の国有林を開放し、森の香気を浴びて心身ともに鍛えて欲しい、というところから始まっています。日本で誕生しましたが、今では世界中の多くの方が楽しんでいます。
森林浴の効果として
1.自然の景色を楽しむ(視覚)
2.森林の香りを感じる(嗅覚)
3.鳥や小川、滝などの音を聴く(聴覚)
4.樹木や大地などに触れる(触覚)
5.清浄な水などに触れる(味覚)
と五感が刺激されることで、自律神経が安定することによってリラックスし、ストレス減少にも役立つとされています。
また、他にも、森林の樹木が発する香り成分「フィトンチッド」の作用によって免疫機能を高めたり、癒し効果もあると言われています。
ちなみに、このフィトンチッドは6月~8月にかけてが一番多くなり、冬は少なくなります。
森林浴の効果を十分に引き出すには、自分にとって何が最も心地よいのかを探すことが重要となってくるそうです。深呼吸、ストレッチ、樹木に触れる、景色を楽しむなど、一番くつろげることを思う存分に行うことでリラックス効果がより高まってきます。
新緑が目に眩しい程の緑の空間は、この時期ならではです。
小さな森の住人になった気分で楽しむのもいいかもしれませんね!