食中毒と言っても、「細菌性食中毒」「ウィルス性食中毒」「化学性食中毒」「自然毒食中毒」があります。
多くの場合は「細菌性食中毒」や「ウィルス性食中毒」になり、これらが約7割を占めるそうです。
保険上、細菌性とウィルス性の食中毒は「疾病」とみなされ、化学性と自然毒の食中毒は「ケガ」とみなされます。この違いが保険金の支払いに左右されてきます。
保険金の支払いになる保険としては、医療保険や傷害保険があげられます。医療保険は疾病でもケガでも支払われますので対象となります。
傷害保険はケガが支払い対象となりますので、化学性や自然毒の食中毒のみが対象となります。
では、一般的にきくノロウィルスやロタウィルスによる食中毒はどうなるでしょうか?
この食中毒は、残念ながら傷害保険では対象になりません。
ただ、傷害保険に「食中毒補償特約」(あいおい損害保険での名称です)という特約を付帯することにより、細菌性やウィルス性の食中毒も支払い対象とすることができます。
食中毒は手洗い等の予防が一番ですが、万が一の場合にお手伝いできる保険もありますので、ご参考にして頂ければと思います。
ちなみに・・・、国内旅行傷害や海外旅行傷害保険は特約を付帯せずに支払い対象となります。