自動車保険に車両料率クラスというのがあるのはご存知ですか?この車両料率クラスは保険料に直接関係してくるものなので、ご説明したいと思います。
車両料率クラスは「対人賠償保険」「対物賠償保険」「傷害保険(搭乗者傷害・人身傷害)」「車両保険」の4つの項目で設定されています。各項目1~9までの数字が割り振られ、この数字が小さいほど保険料が安く、大きいほど高くなります。つまり、交通事故を起こしやすい車や、修理費が高くつくような車は高いクラスになり、逆に事故を起こしにくい車や修理費が安く済む車は低いクラスになるのです。
例えば日産のコンパクトカー(型式NE11)だと車両3、対人3、対物4、傷害1になります。外国のスポーツカー(型式F151)では車両8、対人6、対物5、傷害4になります。
料率クラスが1つ違えば、おおよそ1.2倍~1.3倍の開きが生じます。料率クラス1と9では約4倍です。単純に補償内容が全く同じで、1万円の保険料で済む車と4万円の保険料が必要になる車があるわけです。
またこの料率クラスは半年毎に見直されるため、クラスが前年より高くなってしまうと、当然保険料も上がることになってしまいます。
なかなか現実的ではありませんが、少しでも保険料を安く済ませるためには、車を購入する前に車両料率クラスを確認するとメリットがありそうですよね。