〇春分の日とは?
「春分の日」とは1948年に祝日法によって制定された国民の祝日ひとつで、昼と夜の長さが同じ日で「自然をたたえ、生物いつくしむ」ための日とされています。
この春分の日は、日にちの定めはなく、ほとんど3月20日~21日になります。
〇日にちが定められていない理由
春分の日や秋分の日は天文学を用いて決められています。
春分日の基準とされる点は定められていますが、太陽は毎年同じ日の同じ時間に春分点を通過するわけではありません。そのため、春分の日や秋分の日は定められていないのです。
なぜ通過する瞬間が決まってないかと言うと、太陽の周りを1周するのには、365.24219日掛かっているからです。時間に換算すると、365日と6時間弱ということがわかります。例えば2018年の春分点は3月21日1時15分、2019年は3月21日6時58分と毎年約6時間ずつ遅くなっていきます。そしてこのずれは、4年に1度のうるう年により、春分は約6時間遅れると同時に1日早い日付となります。4年前と全く同じ時間帯に戻るわけではありませんが、簡単に言うとリセットされる感じになります。
〇春分の日の食べ物といえば
お彼岸の食べ物といえば、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」ですね。漢字では「牡丹餅」「御萩」となり、春に咲く牡丹と秋に咲く萩の花にちなんでいます。
どちらも、もち米とあんこを使用した食べ物ですが、一番の違いはあんこにあります。
こしあんなのが「春のぼたもち」、つぶあんが「秋のおはぎ」となります。また大きさにも一説あり、春は牡丹の花のように大きく丸く、秋は萩の花のように小さく上品に俵型と言われています。
お彼岸にお供えする由来としては、小豆の赤い色には魔除けの効果があると古くから信じられており、邪気を払う食べ物としてご先祖様にお供えされてきました。また、もち米とあんこの2つの物を「合わせる」言葉の語呂から、ご先祖様の心と自分たちの心を「合わせる」という意味もあるそうです。
今年の春分の日は3月21日。太陽が春分点を通過する時刻は0時33分です!!